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私にとってTVは家にいるときのBGMのようなもので、あまり熱中して観るということがない。
気に入ったドラマですら「ながら族(TVを見ながら何かをする)」。 でもこれは4夜連続でじっくり見てしまった・・・。 12歳くらいのとき『アンネの日記』を読んだ。当時のアンネと自分が同じような年齢だったせいか、自分と重ね合わせて読んでしまい、強烈な衝撃を受けた。 そのせいか、ユダヤ人の大量虐殺、アウシュビッツ関連に過剰に反応してしまう私。 映画を映画館で観るのは年に1-2本という私が『シンドラーのリスト』は公開直後に観に行ったし、『Life is beautiful』は日本で公開される前に国際線の飛行機の中で観て、DVDでも観た。 そしてこの番組。BBCとアメリカの共同制作ドキュメンタリータッチの番組。いろいろな人の証言を元に当時の収容所の模様を再現し、写真やインタビューが間にはいる。 ヒットラーのユダヤ人に対する妄想、各地の収容所の概要、収容所内でのユダヤ人の扱われ方、親衛隊の悪行、そしてアウシュビッツでのユダヤ人大量虐殺などが時系列で紹介された。ある程度の知識は持っていたものの、ドキュメンタリー映像で観るとやはり胸にせまるものが違う。 人間としての尊厳などどこにもない世界。もちろん戦争時はどの国でもそのようなことがあったんだろうけど、ここはその中でもそれが極端にひどい場所だった。ユダヤ人であることが悪だった。戦争をしかけた民族でも、戦争をしている国でもなかったのに(ユダヤ人国があり戦争に加担したわけでもない)。 初めて知ったこと。 1963年にフランクフルトで元ナチス親衛隊員に対しての裁判があった。そこで起訴されたのは800人。親衛隊の生き残りは7,000人もいたのに・・・。アウシュビッツに対して向き合っているドイツですら、裁判までには戦後 戦争を経験した人達が亡くなっていく時代に入った今、こういう歴史をどうやって後生に伝えるべきか。やっぱり映像が一番でしょう。 TV局のみなさん、こういう番組をたくさん作って安くDVDなりで販売してください。学校にはただで貸与とかして、学生に見せるべき。眠くなりそうな社会の授業とか受けるより、よっぽど身になる。
by snowdrop161
| 2005-08-20 01:48
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