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えー、今日は風邪でやらねばならぬことができないので(ぼーっとして集中できないので)、2つめの記事のアップです。
私が映画っ子でないことは前にも書いたと思うのですが、そんな私が去年アメリカの映画館で観た映画です。かなり印象深かったので、この先どの映画を観ようかなぁと迷っている方がいらしたら、是非これを観に行っていただきたいなと。 コロンビアのバラ園で働いているマリアは、彼女の稼ぎで家族を養っている。が、バラ園でトラブルを起こし、そこを辞めてしまう。おまけに惰性で付き合っていた恋人との子供を身篭ってしまうマリア。そんなコロンビアでの生活に辟易し、でも金が必要なマリアにミュール(ヤクの運び屋)の仕事が舞い込む。マリアは悩んだ挙句引き受けるが・・・ 重いです。いろんな意味で。 自分がもしこんな環境に生まれてしまったら、どうやって生き延びるだろう。 どうやって自分の人生を建てるのだろう。 何に喜びや幸せを見出すのだろう。 辛く迷いの多い生活を送っているところに、ミュールという甘い罠が忍び込んできて、それを受け入れてしまっても、誰が非難できるのか。「それはいけないことです」なんて常識は、ここでは意味のないこと。 でも酬が大きい分、リスクも大きい。 (コロンビアとアメリカは陸続きではないため、ミュールが飛行機で運ぶのは事実とのこと。) 南米社会の生活の実態。 麻薬を取り巻く、大半がヤミに葬られる裏の世界。 おなかの中のヤクが破裂していつ死ぬか、いつ警察に捕まるか、いつ仲間に殺されるか。 幾つもの不安や恐怖の中をたくましく生き延びていくマリアの姿。 ハラハラします。心臓がギュッとなります。 コロンビアでの生活が不満でも、きっと私には、ミュールになる勇気はありません。
by snowdrop161
| 2005-10-14 00:13
| 日記
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